「スローターハウス5」カート・ヴォネガット・ジュニア
SF・ファンタジー
スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)
カート・ヴォネガット・ジュニア 伊藤 典夫
昔読んだ時は、なんて変った小説なんだろうと思った。時間軸はメチャクチャで登場人物はヘンな人ばかり。が、あらためて再読すると、これが悲しく残酷で、 素晴らしい小説だということが伝わってきた。戦争というものを語る時言葉なんてない「そういうものだ」という言葉でしか表現できないじゃないか。声高々に戦争反対と言うよりも、もっと伝わってくる。「大量殺戮を語る理性的な言葉など何ひとつない」この文がすべてを物語っていると思う。
カート・ヴォネガット・ジュニア 伊藤 典夫
昔読んだ時は、なんて変った小説なんだろうと思った。時間軸はメチャクチャで登場人物はヘンな人ばかり。が、あらためて再読すると、これが悲しく残酷で、 素晴らしい小説だということが伝わってきた。戦争というものを語る時言葉なんてない「そういうものだ」という言葉でしか表現できないじゃないか。声高々に戦争反対と言うよりも、もっと伝わってくる。「大量殺戮を語る理性的な言葉など何ひとつない」この文がすべてを物語っていると思う。